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喪主は決めず、ご友人が発起人となっておこなわれた葬儀

  • 執筆者の写真: prayersmarket
    prayersmarket
  • 2020年5月15日
  • 読了時間: 3分

今回お手伝いさせていただいたお式には、「喪主」はいませんでした。


ご遺族・ご親族の参列はなく、発起人はご友人、参列者もご友人。ご生前親しかったご友人の皆さまが集まり、故人様をお見送りするお式となりました。


ご葬儀のご相談をいただていたのは、今年のはじめでした。80代の故人様の肉親はすでに亡くなられており、ご生前より後見人を立て、その日のご準備をされていらっしゃいました。

晩年も故人様に寄り添ってくださっていたのは、ご近所の皆さま、飲み仲間の皆さまでした。









宗教、宗派にとらわれない無宗教葬をとのご希望でしたので、お柩を中央に御安置。ご友人の皆さまには、故人様を囲むようにご着席いただきました。


お柩は、環境に配慮したエコフィンをお勧めさせていただきました。

http://www.willife.com/products/

ご友人方も、お柩の代金の一部が森林を守る活動に寄付されることをとても喜んでくださいました。

尊い生命が新しいカタチとして未来へと受け継がれていくことは、故人様の最期の社会貢献であり、遺された方々にとっては大きな希望になると思うのです。


式場のお花は、ご自宅に届いたご友人からの花籠を式場に飾りたいとのことでしたので、そのお花のアレンジメントに合わせて、フラワーアーティストが季節の花を白とグリーンでコーディネートさせていただきました。

何よりも、故人様を思うご友人方のお気持ちを大切にお手伝いさせていただきたいと思いました。







そして、式場の正面には、私たちPrayer'smarketから故人様への贈り物。

「光の地図」を飾らせていただきました。


故人様が彼方の地へと迷わずに逝かれるようにとの祈りを込めて、切り絵のアーティストが和紙をフリーハンドで切り上げました。

式場正面に吊り下げていたこの作品は、出棺の時には、お柩の上にご友人の手で掛けていただき、故人様にお供させていただきました。

皆さまのお気持ちを故人様へお届けしたいとの思いで、隠し文字として「心」の文字を切り上げています。



式壇には、故人様が大好きだったお酒が並びました。




血の繋がりはなくても、

心と心が繋がっていたご友人の皆さま。

ご友人の温かい気持ちに見送られ、故人様は旅立たれました。


出棺の合図は、故人様が大好きだった競馬、G1レースのファンファーレ。


旅立ちの日、見送る言葉は、

お別れではなく、

「いってらっしゃい、また会いましょう」


葬儀という場がそんな約束の場になれたらいいなと…


それが、私たちPrayer's marketの願いです。


式壇に生けたトルコキキョウには、"友情"という花言葉があります。


わたしもまた、一緒に祈りを捧げてくれるプロフェッショナルな仲間がいる幸せを感じています。チームの仲間に心から感謝しています😊

prayer=祈る人


 
 
 

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