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ただ耳を澄ませる。。。私たちの仕事

  • 執筆者の写真: prayersmarket
    prayersmarket
  • 2021年1月27日
  • 読了時間: 2分

Facebookの【過去の思い出を振り返ってみましょう】のお知らせで4年前の自分の投稿を改めて読みました。


その文章の最後は、こう結んでありました。


『わたしのお役目は、そこにいて、ただ耳を澄ませていればいいんだなぁ…そう思いました。

故人様のお気持ち、ご家族のお気持ち、ご参列の皆様のお気持ちは、もうすでにそこにあるのだから』


これは、わたしたちプレイヤーズマーケットが大切にしていることです。


〜4年前の投稿を転記〜


事前にご葬家に司会打ち合わせに伺わせていただきました。


故人様は十数年前に自分史を冊子にまとめていらっしゃいました。

お借りして読ませていただきました。


その中に、参加されているシルバーサークルでの思い出の一つとして、童謡「ふるさと」を歌った思い出がありました。

選曲はお任せいただいていたので、通夜式でお寺様が退席された後、かけさせていただこうと決めました。


また、その冊子の最後には、ご友人から寄せられた故人様についての思い出が綴られてい ました。故人様のお人柄が伝わるエピソード、ご友人のお気持ちがとても良くわかる文章で、お式の中でこの文章を読ませていただきたいなぁと思っていました。

しかし、ご本人に許可なく読ませていただくわけにはいきません。

ご家族にはご提案せぬまま、当日を迎えました。


通夜式後、予定通り「ふるさと」をその思い出のエピソードとともに式場に流しました。


すると、そのメロディーに合わせて歌われている女性がいらっしゃいました。


わたしは、その女性が式場から出られる時にお声をかけました。


「先ほど、「ふるさと」をご一緒に歌われていらっしゃいましたが、サークルのお仲間でいらっしゃるのですか。」


「そうなんですよ、「ふるさと」をかけてくれてありがとう。わたしは◯◯です。」


「えええ、◯◯さんですか、

わたし、お会いしたかったんですっ」


事の経緯をお話させていただき、皆様の前でその方の文章を代読させていただくことを快諾いただきました。


式場には、その文章の中の一つのエピソードとして登場する桜の花も咲いていました。





わたしのお役目は、そこにいて、ただ耳を澄ませていればいいんだなぁ…そう思いました。

故人様のお気持ち、ご家族のお気持ち、ご参列の皆様のお気持ちは、もうすでにそこにあるのだから…

 
 
 

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