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ご家族のココロの中にある故人様への想いがミラクルを起こす

  • 執筆者の写真: prayersmarket
    prayersmarket
  • 2020年8月10日
  • 読了時間: 4分

葬儀のお手伝いをさせていただいていると、まるで目に見えない力に突き動かされるようにミラクルなことが起こることがあります。


今回お手伝いさせていただいたご葬儀でも、新型コロナウイルスの影響で、本来でしたら会えなかったはずの方々にお会いできたり、いろんな場面でタイミングがピタッピタッと合い、ご家族にとってのたくさんのミラクルが起こりました。


でもそれは、スタッフである私たちが仕掛けたことは一つもありません。


ご家族の深い想いが、ミラクルを起こしたのです。


・お見送りは、入居されていた施設内にある小さな聖堂で行われました。




・ご家族は、お母様が大切にされていたものや大切に育てていた草木も取り入れ、居心地の良い美しい空間を創りたいとお考えでした。


・お母様は、草木花が大好きな方でした。ご自宅にはお母様が大切に育てられた美しいポトスがたくさんあり、ご家族は、そのポトスのグリーンから式場空間をイメージしていらっしゃいました。





・聖堂には、切り花だけではなく、葬儀後に育てていけるようにと、鉢植えのお花たちも飾って欲しいとリクエストをいただいていました。


・お見送りの数日前からお花の飾りつけを行い、忙しくお仕事をされいる施設の方々が、いつ聖堂にいらしてもお別れができるように準備しました。




・ご家族は、葬儀を通して、最期の時まで献身的にお母様やご家族をサポートしてくださった施設の職員の方々に感謝の気持ちを伝えたいと考えていらしたのです。


・新型コロナウイルスの影響で、神父様にお越しいただくことは叶わず、火葬場に向かう道中で教会に立ち寄ることになりました。


・通常ですと、火葬場までは30分あれば到着できる距離でしたが、あえて2時間の時間を取り、ご家族はお母様にとって大切な場所を巡るお母様との最期のドライブを計画されました。




・教会の中庭には、神父様はじめ、ご生前より親しかった教会員の皆さまが集まってくださっていました。

新型コロナウイルスの影響で、聖堂の中には入れないので、中庭にあるマリア様の像の前にお柩を下ろし、太陽の陽射しの元、神父様にお祈りを捧げていただきました。




葬儀の当日まで、お母様とご家族は、さまざまなミラクルを起こしていらっしゃいました。

でも、その一つ一つは、ご家族にとってのとてもとても大切な思い出なので、ここでわたしが語ることは控えさせていただきますが、一つだけわたしにとっても、ミラクルであり、サプライズだったことがあるのでご紹介させてください。


喪主様との出逢いは、お見送りの数週間前。

zoom で開催されたオンラインのある勉強会でした。

喪主様は、プレイヤーズマーケットが2月に担当させていただいたご葬儀に参列されていた方から、弊社のことを聞いて知っていたそうです。勉強会の翌日に、勉強会の主催者を通してご連絡をいただき、ご葬儀の相談を受けることになりました。


そして、ご葬儀の準備をしている中で、あることがわかりました。


喪主様とわたしは、中学校時代の同級生だったのです‼️


このご縁に心から感謝しています。


多様化の時代、わたしたちスタッフには、お客様の深い思いに、柔軟に対応できるスキルが求められているように思います。


生命のお見送りという場で、一つ一つの思いに伴走できるわたしたちであるために、日々考え続け、行動し続けようと思います。


わたしたちは、お客様の深い思いに育てていただいています。


今回も素晴らしいフラワーアーティストのお二人とともにお手伝いさせていただきました。


❤︎フラワーデザイン:阿田子 はづき(#pupuramoss)

❤︎遺影額(オリジナルデザイン&製作):仲田裕子(#HanaNoga)

※写真額は、仲田裕子の提案により全てノンケミカル素材で作られています。仲田の手による完全オリジナル作品です。


●Prayer's market

(プレイヤーズマーケット)について…

わたしたちは、人生のあらゆるセレモニー(冠婚葬祭全て)をプロデュースさせていただくプロフェッショナルチームです。

長年、冠婚葬祭に携わってきたフリーランスの司会者・プロデューサー佐藤けいが、フローリスト、切り絵アーティスト、音楽家など志あるプロフェッショナル達とチームとなって、人生の通過儀礼の空間作りや進行をお手伝いしています。



 
 
 

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